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解決の糸口
こころに悩みがあることは、異常なことでも避けるべきことでもありません。でも、解決の糸口が見つからない時は苦しいものです。もつれたこころの糸を解きほぐす手伝いを、治療の過程で行って行きます。
薬と休息
統合失調症の人やうつ病、パニック障害には適切な薬が必要です。薬は大切な治療の道具のひとつです。
休息も、こころや体を回復させるための大切な治療のひとつです。睡眠など休息を十分とるだけで前向きになれ、症状が軽減する人も多くいます。
希望
もう一つ。「希望の灯」を見出すことも、大切な治療の一環です。
精神科医のヴィクトール・フランクルは、人が生きていくために必要なのは、
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自分を待ってくれている人
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将来の希望
である、と彼の著書の中で述べていますが、私もその通りだと思います。
診察でも、希望や目標をどこに定めるかを考えて行きたいと思っています。
対話による治療
精神科治療で大切なのは対話だと思っています。残念ながら外来治療で十分な対話時間が持てない現状はありますが、短い時間の中でも対話を重視したいと思っています。
そのために大事なのは、患者さん自身が自分のこころを開いて診療に臨むことです。医師は易者ではないので、黙って座ればピタリと当たるということはありません。
初めは難しいかも知れませんが、自分のこころを開くことが治療の出発点になるのだということを覚えておいていただきたいと思います。
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